アクロバットの代名詞といえばバク転と言っても過言ではありません。
ブレイクダンスをやっているやっていないに関わらず、誰もが一度はできるようになってみたいと思う技だと思います。
実は、バク転はブレイクダンスのパワームーブと比べると原理は非常にシンプルなので、恐怖心さえ克服さえできれば1日でできるようになる人もいます。
ぜひこの記事を参考にして、バク転をものにしてみんなに自慢しましょう。
1.バク転のやり方
まずは、バク転をするために必要な準備と手順について解説していきます。
1.バク転のための前準備
バク転の動きを分解すると、「踏切」「着地」「地面を押す」三つのポイントに分けることができます。
この「踏切」から「着地」に行くまでの動作の中で体を大きく反ることになるため、ブリッジはできるようにしておきましょう。
ブリッジができる柔軟性がないと、難易度がぐっと上がる上に相当な勢いが必要になるので失敗した時の怪我のリスクが高くなってしまいます。
また、「着地」の理想的な姿勢が倒立の姿勢となります。
倒立と違ってすぐに起き上がるので、キープできるようになる必要はありませんが、高いところから腕だけで着地するのため、壁倒立を難なくできるくらいの筋力は必要になります。
以上の理由から、ブリッジと壁倒立は前準備としてできるようになっておきましょう。
また、練習環境としてマットや畳の使える場所を用意することをお勧めします。
バク転を行う上で最も障害となるのは、運動神経よりも恐怖心です。
失敗しても怪我をしにくい環境でやるだけで、恐怖心は大きく軽減でき、上達も早くなります。
2.バク転のやり方
それでは、バク転の方法についてレクチャーしていきます。
まずは「踏切」です。
まずは、ジャンプをするためにしゃがみます。
この時、脛が地面に対して90度になるようにしゃがみましょう。
すると、普通の人は後ろにバランスを崩してしまいます。
しかし、バク転をやる場合は、真上ではなく後ろ方向に飛ぶ必要があるため、これが正解です。
そして、後ろに倒れる直前に、手を大きく後ろに振りながら思い切ってジャンプします。
この時、手がしっかりと振れていれば空中でブリッジの姿勢になることができます。
飛んだ時の角度や力の入れ方で着地までの形がほとんど決まる部分なので、一つ一つ丁寧に意識していきましょう。
次に「着地」です。
着地は踏切の角度によって、どうつくかがほぼ決まっているので、ここでは着地した手が崩れないように力を抜かないことを意識しましょう。
また、着地のシルエットで見た目の綺麗さは大きく変わってきます。
なるべく、足を曲げたり開いたりしないように気をつけましょう。
ただ、初めの段階から複数のことを意識するのは難しいと思うので、シルエットは慣れてきてからでも構いません。
そして、最後の「地面を押す」ということについてです。
着地したのちに地面を押さずにいると、そのまま足が下がって前屈のような形を経由して起き上がることになります。
ここで地面を押してあげることによって、締まりのいい見せ方にできます。
しかし、着地した瞬間は肘が伸びきってしまっているはずです。
そこで、地面を押すときは肘を伸ばすのではなく、地面の方向に向かって肩から腕を押し出すようなイメージで押してください。
また、タイミングとしては足が体を通り越したあたりくらいのタイミングで押すと、バク転の勢いに乗せてはね起きることができます。
2.恐怖心に打ち勝つ方法
バク転の方法は、そこまで複雑な動きではありません。
しかし、バク転が難しい理由としては恐怖心があります。
なのでマットや畳など、失敗しても怪我をしにくい環境を作ることは上達のスピードに大きく関わってきます。
また、人が恐怖心が抱く大きな原因として、「できるかどうかわからない」という理由があります。
しかし、今はインターネットで検索することで練習方法や動画などはたくさん見つかります。
恐怖心を抑えるために一番有効な手段として、仕組みを完全に理解し、頭の中で成功するイメージを見つけることだと思います。
頭の中のイメージでどう転んでも失敗しないだろうというレベルまで、イメトレができれば恐怖心を減らすことができます。
そして、実際に試して、イメージと違った部分を修正していけば、必ずバク転は出来るようになります。
アクロバットの練習は怪我をしやすいので、練習前は準備運動をしっかり行いましょう
バク転ができることで、職場やクラスで一気に目立つことができるようになります。
また、ブレイクダンスのムーブにおいてアクロバットはアタックムーブとしても重宝します。
怪我に気をつけながら練習していきましょう。