ブレイクダンスと聞くと頭や背中でクルクルと回ったり逆立ちでポーズをしたりとダイナミックで派手な、それでいて危険そうなダンスをイメージするでしょう。

テレビや映画で見たことのある人は少なくないと思います。

現在習い事においてもダンスは人気が高く、あるいは学校体育においてもダンスが導入され、ますますダンスを始めてみようという方が多いのではないでしょうか。

せっかく始めるのならかっこよくてすごいダンスがいいと思うと思います。

私自身も始めた当時、そのような思いで始めました。

ブレイクダンスには技の名前、由来諸説ありますが、私が経験してきたことをもとにここに紹介させていただきたいと思います。


1. ブレイクダンスとはどんなダンスかを知る

練習に取り組むにあたって基礎知識を確認します。

歴史的背景を簡単に見ていきます。

ブレイクダンスは1960年代にアメリカのニューヨーク、サウスブロンクス地区で発祥したダンスと言われています。

当時黒人たちを中心として様々な犯罪や暴動が起きていました。

そんな中、人々はそういったパワーを他のことに向けられないかと考え、様々な自己表現を通して発散する術を見つけました。

音楽を愛する者たちはDJを、絵で自己表現をする者たちはGRAFFITIを、言葉を羅列して発散する者はMCを、そして体を使った動きでダイナミックに踊る者はBBoyingを作り上げました。

アフリカ・バンバータという人物はこの4大要素をまとめてヒップホップカルチャーとしました。




ヒップホップカルチャーでは自己表現と自己表現がぶつかり合い、練習を重ね上達した者たちがバトルという形で勝ち負けをつける文化となっていきました。

ここでいうBBoyingは後にメディアに露出するようになり、その名前はブレイクダンスとして広まっていきました。

簡単に見てきましたが、つまりブレイクダンスとは闘いのダンスなのです。

そこで相手よりもすごい技や動きで驚かせるようなダイナミックなものになっていったと考えられます。

ステップも攻撃的な意味を含むものが多いです。

こういった歴史的背景を少し知るだけでブレイクダンスへの興味が増したと思います。

また見る目が変わっていくと思います。

ここで紹介した歴史的背景からみる基礎知識は先ほど述べたように諸説ありますので、あくまでこれが一つの見方の基礎知識と捉えてください。


2. ブレイクダンスの現在

現在では世界大会が開かれるほどとても大きな文化になっています。

それでいて、当時の自己表現の意志を受け継ぎ、現在でもなおバトルにおいて相手を挑発したり威嚇するような動きが見られます。

そんな中でもバトルが終わったり、あるいは練習の場ではそれぞれがそれぞれのダンススタイルをしており互いに認め合い、言葉が違ってもダンスで通じることのできる素晴らしい文化です。

アフリカ・バンバータが作り上げた文化は世界中のブレイクダンスをしているBBoyを繋いでいます。

ブレイクダンスはそんな背景を持つダンスジャンルなのです。

このような基礎知識を知ることも練習し上達していく上で重要なことなのです。