頭で回ったり、人間離れしたアクロバティックな動きで人々を魅了するブレイクダンス。
多くの人がその動きに一度は憧れた経験があると思います。
しかし、実際に始めるとなると何から練習していいかわからなかったり、自分にこんな人間離れした動きができるのだろうかと考えてしまったりと、そのハードルは結構高いですよね。
今回はそんなブレイクダンスを始めたいけどどうやって始めていいかわからないという方々に向けて、練習方法ではなく環境づくりをテーマにしてその方法をお伝えしていきます。
1.サークルや部活に入ろう
ブレイクダンスを始めるにあたって、私が考える最もハードルの低い方法。
それが身近なサークルや部活などのコミュニティに参加をするということです。
もし高校や大学にサークルがある場合そこに参加してしまうのが手っ取り早いでしょう。
このようなコミュニティでは、先輩が後輩に教えていくシステムがすでに出来上がっている場合が多いので、独学で練習するよりも早く上達することができるでしょう。
また、一緒に切磋琢磨する仲間がいるというのはモチベーションを保つという意味でも大きな意味を保つことになると思います。
ブレイクダンスは一つの技ができるようになるために数ヶ月から数年かかる場合もあります。
そんな地道な練習の中で楽しい時間を共有できるような仲間がいると、効率的に練習することができます。
もし、自分が通っている学校にダンスサークルや部活がない場合や学生でない方は、インターネットで「社会人ダンスサークル」と検索してみましょう。
団体にもよるとは思いますが、学生歓迎のサークルも多いので勇気を出して連絡をしてみましょう。
2.ダンススクールに通ってみよう
ダンスというのは非常に繊細な競技です。
独学で始めたはいいが変な癖がついてしまい、修正するのに時間がかかってしまったなどの声をよく聞きます。
その点ダンススクールに通ってしまえば、プロの先生に教えてもらうことができます。
もちろん月謝がかかるというデメリットはあるものの、ダンススクールでは正しく効率の良い練習方法を教えてもらうことができます。
また、スクールはインターネットで検索すればすぐに見つかりますし、地方に住んでいての身近にスクールがあることが多いです。
ダンススクールに通う場合は、以下の点に注意しましょう。
・レッスン中にわからないことがあれば、すぐに質問をする。
・レッスンだけで上手くなろうとせず、教わった練習方法を自分でも行う。
特に2点目に関しては、早く上達するためには重要なポイントとなります。
ブレイクダンスは一つ一つの技の難易度が高いため、間隔を開けてしまうと前までできていた技ができなくなるなんてこともあります。
複数のスクールに通って予定を増やすことも可能ですが、そのぶん費用がかさんでしまうのでスクールでの復習も兼ねて積極的に自主練をするといいでしょう。
3.独学で上手くなろう
最近はブレイクダンス人口が増えてきたこともあって、ブレイクダンスの練習方法は以前よりも簡単に見つけられることができる時代になりました。
特に、YouTubeには非常にわかりやすいレクチャー動画やマニアックな技の練習方法なども検索すればすぐに見つけることができます。
独学で練習する場合、一番困ることは練習方法よりも練習場所を見つけることの方が難しいでしょう。
そこで、独学で練習をしたいという方は以下の場所を参考にしてみてください。
1.よく使われている練習場所
1.市営の体育館
体育館はあらゆる地域にあります。
多くの体育館は多目的室やダンス室などダンスをするための設備が整っています。
料金は安く、床の質がよく、鏡やデッキを備え付けていることも多いので練習環境としては非の打ち所がありません。
2.レンタルスタジオ
レンタルスタジオはダンス練習を目的に作られているので、鏡やデッキはもちろんついています。
体育館と比べると1時間数千円と値段がかかるので、もし一緒に練習する友人がいる場合は複数人で割り勘して使うことをオススメします。
また、予約する際はスタジオの広さは事前に調べておきましょう。
別のジャンル向けに狭く作られたスタジオもあります。
一人で行う場合でも5メートル×5メートルくらいの広さがあるといいかと思います。
3.ストリート
こちらは少しハードルが高いですが、駅や街中で夜になるとダンサーが集まる場所があります。
そこで練習をするのも一つの方法です。
ストリートで練習をする場合、地面が硬いので始めのうちは手のひらが痛くなるのでやりすぎには注意してください。
また、自分より先にダンサーがいた場合は、必ず挨拶をしましょう。
いい印象を与えられれば練習方法を教えてくれる人もいると思います。
どこのストリートで練習できるかは、TwitterなどのSNSで検索をするとスムーズに見つけることができます。
ただし、最近はダンサーのマナーが問題で練習場所が規制されることもあります。
外で練習をするときは「通行の妨げにならないこと」「ゴミやタバコのマナー」を絶対に守って練習しましょう。
2.独学の練習で意識すること
練習方法についてはYouTubeで、「ブレイクダンス 練習」「ブレイクダンス レクチャー」「breakdance tutorial」などのキーワードを打つことで簡単に見つけることができます。
これらを参考にして練習する場合は、自分の練習動画を撮影し、動画の人と何が違うかを見比べながら練習してみてください。
ここで、自分の動きを確認しないで練習を続けてしまうと変な癖がついてしまい、後々修正するために多くの時間を使うことになってしまいます。
また独学の場合、モチベーションの維持がとても重要になってきます。
一緒にダンスする仲間を見つけたり、憧れの動画を見て気持ちを奮い立たせたり、好きな音楽で踊ったりすることで自分の気持ちを高めていきましょう。
ブレイクダンスは本当に自分ができるようになるか信じられないような技が多いように思えるでしょう。
しかし、どんな動きであれ練習をしていればいつかできるようなります。
まずは、この記事を参考に最初の一歩を踏み出してみましょう。