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1.リズムの基礎知識
前の音楽のところで解説したように、音楽には8カウントで数えることができます。
音楽に合わせてワン、ツー、スリー、フォーのように数えることをオンビートといいます。
エイトまで数えたら、またワンに戻り、その繰り返しです。
ブレイクダンスでは、その倍速にあたるワン、エン、ツー、エン、スリー、エン、フォー、エンと数えます。
8カウントのオンビートの裏を刻む数え方です。
少し早めのテンポのリズムになります。
それを16ビートと呼びます。
ブレイクダンスではつま先立ちになり、この16ビートに合わせて身体全体をつま先が浮くか浮かないか程度でジャンプのように小刻みしてリズムを取ります。
練習では様々なブレイクビーツで16ビートをこのように刻む練習をしましょう。
ステップを覚えてもこのリズムがなければ踊っているようには見えません。
リズムはダンスをする上での基盤となるものです。
難しい場合は、最初から身体全体でやるのではなく、手拍子でオンビートを刻んでからその倍速の16ビートに切り替えていきます。
その際に口に出して、ワン、ツー、スリー、フォーと言いながら、ワン、エン、ツー、エン、スリー、エン、フォー、エンと切り替えていきます。
音楽にはBPMというBeat Per Minuteという表し方があり、1分間に何カウント打つかという意味です。
BPMの表記やその情報がわかる場合は練習のはじめにはBPMが100前後を選ぶと良いと思います。
ブレイクビーツでは、通常BPMは120前後と少し早めの音楽が使用されることが多いです。
最初はゆっくり、確実にリズムを身体に染み込ませていきましょう。
こればっかりは何度も何度も、何時間もやるしかありません。
コツというよりは身体が慣れる、身体がさの中に音楽が入ってくるというような表現のほうがピンとくるかと思います。
2.リズムを取りながらのステップ
まずは16ビートが何も考えずに音楽を聴いてすぐに取れるようにしましょう。
練習を重ねます。
そして無意識に16ビートが取れるようになったら、そのリズムを刻みながら片足ずつ左右または前後に出してみましょう。
足を出して戻すのはオンビートのリズムです。
その簡単なステップを踏む間にも16ビートは継続して刻みながら行います。
少し上達した段階になるとこの簡単なステップがブレイクダンスの具体的なステップへと変化していきます。
また、上達した段階ではリズムをあえて変化させてり、わざと止まったり、そしてまた16ビートを刻んだりと様々に変化を加えていき、表現の幅を増やしていきます。