基礎体力の部分でストレッチや筋力トレーニングについての考え方、捉え方についてみてきました。

ストレッチも上達においてとても重要な要素の一つなのです。

具体的なストレッチについてみていきます。

ストレッチには大きく2パターンに分けられると考えます。

1つは準備運動としてのストレッチ。

これに関しては根本の柔軟性をより向上させるという目的ではありません。

もう1つは根本の柔軟性を高めるストレッチです。

ブレイクダンスは先ほども述べましたように非日常的な危険な動きを多く織り交ぜたダンスです。

怪我は付き物と言っても過言ではないほどのダンスジャンルと言えるでしょう。

あくまで怪我の恐れがあるという意味で必ずしも誰もが怪我をするというわけではもちろんありません。

上達した段階においては危険度の高い動きも出てきます。

ですから、そのためにも基盤となる身体と向き合い、ストレッチや筋力トレーニングの大切さを今一度確認しましょう。


2.準備運動としてのストレッチ

準備運動としてのストレッチは身体をほぐす意味があります。

身体をほぐす前に急な運動をして筋を痛めたりすることはよくあります。

ですから、練習の前にはしっかりとほぐすことが大切です。

単にほぐすといっても効率よく行いましょう。

ストレッチをする上で大切なことは身体が温まっていることです。

例えば冬場などで身体がまだ寒い状態でストレッチをしてもほとんど意味がありません。

もしそうであれば、ジョギングやブレイクダンスの立ち位置でのトップロックなどで軽く運動をし、少し汗ばむ程度に身体を温めましょう。




どの部分をやればいいのか、全身指先までです。

ブレイクダンスでは使わない部分はないと言えるほど様々な姿勢になり得ます。

余すことのないよう、入念に行いましょう。

もちろん人によりますが、15分から30分ほどは最低でもストレッチに割いてもいいかと思います。


3.柔軟性を高めるストレッチ

柔軟性を高めるストレッチは可動域をより大きくする事が目的です。

なぜその必要があるのかといいますと、単に身体が柔らかければ柔らかいほど怪我の恐れは低くなります。

それとともに、可動域が大きいということはその分できる動きの可能性も大きくなるという意味もあります。

のちに詳しく説明しますが、パワームーブに関しては開脚が大きいほどそのバランスも良く見栄えも良く、遠心力を生みます。

フリーズに関してもその形の種類や見栄えに差が出てきます。

ではどのようにしたら可動域が大きくなるのかということに関しましては、ヨガやコントーションのような軟体芸が専門となりますので、あくまで自分でできるであろう範囲で話したいと思います。

ストレッチをする際の一箇所につき、かなり痛いと感じる場所で長時間キープします。

その時間は最低1分30秒です。

それ以上はやればやるほど個人差はもちろんありますが効果が現れます。

私は一箇所のために2時間ほど行っていたこともあります。

後日、その部分がかなり固まってしまったかのような感覚で痛みを伴い動きづらくなることもありますが、それを超えた時可動域は広がっています。

ストレッチもブレイクダンスの練習と同様、あるいは求める度合いによってはそれ以上に辛いかもしれません。