何事にも基礎は大切です。

ブレイクダンスはオリジナリティがある動きを求められますが、同じ動きの中でも基礎が固まっている人と基礎を疎かにしている人では全く違った見え方になります。

今回は、初心者から上級者まで共通して役に立つ基礎のトレーニングを紹介していきます。

1.立ち踊りの基礎練

まずは立ち踊りの基礎練からご紹介していきます。

たとえどれだけパワームーブが上手くなっても、立ち踊りが上手くなければ見る人はがっかりさせてしまうので、しっかりと練習しましょう。

1.リズムどり

まずはたち踊りの基礎としてリズムどりを行いましょう。

やるべきことは、「ダウン」、「アップ」「16ビート」の三つです。

中でも「アップ」と「16ビート」はブレイクダンスではよく使うことになります。

練習前のウォームアップとして、5分くらいの曲を丸ごと使って、三つ全てを行いましょう。

また、リズムどりに慣れてきたら、肩で16ビートを取りながらオンカウントでアップを取る練習をしましょう。

さらにできる人は、肩で16ビートを取りながら、アップに加えて、首の後ろのアイソレも混ぜてください。

2.基本的なステップの練習

立ち踊りでは「トップロック」「サルサステップ」「ツイスト」「アップロック」を使うことが非常に多いです。

この4つのステップは確実に練習していきましょう。

鏡や動画を撮り、シルエットが自分の理想のシルエットに近づけられるように意識すると、より早く上達することができます。

また、このステップに先ほど紹介した、16ビート+アップ+首のアイソレを組み込むことで、より躍動感のあるステップを踏むことができるので実践してみてください。

2.フットワークの基礎練

ブレイクダンスのトレンドとして、すごい技ができれば勝てるというのは昔の話になってしまいました。

バトルで勝つダンサーは、フットワークなどの中に難易度の高い技を組み込むことでより観衆を惹きつけるダンスをしています。

なので、このフットワークも立ち踊りと同様で必ず練習しておいた方が良いです。

1.練習するべきステップ

フットワークは「6歩」「3歩」「スウィーピング」の三つです。

まず、6歩は体の向きを変えずに足のステップだけで一周するため、体の正面が下になっている時の腕への体重の乗せ方と、地面をソールで踏む感覚を養うことができます。

そして、3歩は一回で180度回転するため、回転の感覚が養うことができると同時に、体幹のトレーニングにもなります。

最後にスウィーピングは、体の前だけで足を使うので、体より後ろで腕に体重をかける練習や左右の重心の切り替えの練習になります。

この三つを練習に取り入れることで、フットワーク全般の技術が向上します。

2.フットワークにエイトボールを取り入れる。

通常、ブレイクダンスでは左手でチェアをする人はフットワークが反時計回りだったりと、片方の向きで練習をすることが多いです。

しかし、基礎的なフットワークに関しては逆回りを取り入れることで、よりバリエーションに富んだ動きになります。




そこで、練習していただきたいのが「エイトボール」という動きです。

エイトボールとは、フットワークの流れをスムーズに逆回転に切り替える動きです。

数字の8を描き続けると一筆で無限に続けることができますが、このように時計回りと反時計回りの動きを滑らかに入れ替えて、交互に動きを繰り返すことをいいます。

6歩にエイトボールの動きを取り入れることで、左右のバランスよく練習ができるので、ぜひ取り入れてみてください。

やり方は以下の通りです。

1.6歩を前から始めます。

2.2周目に入る際、1歩目の足をかけずに前に出し、スウィーピングを行う。

3.スウィーピング終わりと同時に、スムーズに逆回りに切り替える。

この手順を踏むことで、時計回りと反時計回りを交互に行うことができます。

エイトボールの動きに関しては練習用の動画が少ないですが、「eight ball step」で検索すると見つけることができます。

練習だけでなく、ムーブにも取り入れやすいので、ぜひ使ってみてください。

3.フリーズの基礎練

三つ目はフリーズの基礎練についてです。

フリーズは、力を使うことが多く体の使い方だけではどうしようもない場合があるので、しっかりと練習をして体を作っていきましょう。

1.フリーズの基礎練

フリーズで最も基礎となる技は「チェア」です。

まずは、左右両方のチェアをできるようになりましょう。

そして、足をつかずに左右のチェアを交互に切り替える練習をしましょう。

初めのうちは難しいと思いますが、まずは10回入れ替えができるようにしましょう。

これができるようになるだけでチェアの精度が向上します。

また、体幹のトレーニングにもなるので、ウィンドミルなどのパワームーブに必要な筋肉もつけることができます。

チェアと並んでよく使われるフリーズは「マックス」や「ジョーダン」などの倒立系のフリーズです。

倒立がキープできなくても一瞬止まるだけならできるようになりますが、倒立のキープができると成功率があがります。

なので、倒立も並行して練習しましょう。

まずは足を伸ばした状態でキープができるようになりましょう。

初めのうちは壁倒立でも構いません。

壁倒立で練習する場合は、壁が背中側ではなくお腹側に来るようにしましょう。

なぜなら、倒立は体を反る形になってしまうと、フリーズにつなげるのが難しくなってしまいます。
壁がお腹側にあれば、体を反らない形で練習ができます。

また、直立の倒立ができるようになったら、開脚や屈伸、卍字の形など足が動かす練習をしましょう。

基本的にまっすぐの倒立はダンスのムーブではほとんど使えないため、足を動かせるようになることで色々な技に活用できるようになります。

ブレイクダンスの基礎練はパワームーブの練習と比べると、少し地味で続けるのが辛いかもしれません。

しかし、ここで紹介したような基礎ができるようになればあなたの技術は確実に向上していきます。

自分が今一番テンションの上がる曲で練習するなど、モチベーションを上げる工夫をして、四角リト続けていってください。