当然のことですがブレイクダンスを始めたばかりの方は、ブレイクダンスに必要な筋肉が身についていません。
ブレイクダンスは筋力がなくても、バランスや体の使い方が上手ければ技を習得することは可能です。
しかし、体の使い方というのは非常に難しく、初心者のうちは力任せで成功する体験というのも必要になってくるので、今回は初心者が早く上達するためにおすすめの筋トレメニューを紹介していきます。
1.ブレイクダンスでは上腕三頭筋が大事
腕の筋肉といえば、力こぶの部分でもある上腕二頭筋を鍛えるイメージが強いかもしれません。
しかし、ブレイクダンスは自分の体を押す動きが多く、その際に必要となってくるのが上腕三頭筋です。
そこで、まずは上腕三頭筋の筋トレメニューをご紹介します。
1.上腕三頭筋の筋トレメニュー
上腕三頭筋を鍛える場合、椅子を使用するとより効率的に筋トレを行うことができます。
まずは、椅子が自分の後ろに来るように立ちましょう。
その状態で、椅子の上に手をつけます。
この時、お尻が椅子よりも前に来るようにしましょう。
そして、足がまっすぐ伸びる位置で足をつきましょう。
その状態で、腕を使って体を上下に動かします。
また、下げる時はゆっくりと下げ、上げる時はスピードを上げることによって、体を持ち上げる際の瞬発力を鍛えることができます。
腕立て伏せと比べると比較的楽に行うことができるので、もし負荷が足りない人は椅子をもう一台使うなどして足の位置を高くしましょう。
2.ダンスの動きを筋トレに取り入れる
ブレイクダンスは、それ自体が筋トレに向いているため、ダンスの動きで筋肉を鍛えるのも効果的です。
特に、ダンスの中でつける筋肉というのは無駄な部分がありません。
ぜひ、以下のメニューを取り入れてみてください。
1.フットワークで筋トレ!
フットワークは全身の筋肉を使うため、初心者の方にとってはおすすめの筋トレメニューになります。
自分でオリジナルの組み合わせを使って筋トレメニューを生み出してもいいですが、今回は一つメニューをご紹介します。
6歩→スウィーピング→逆回りの6歩→5歩→スウィーピング→逆回りの5歩→3歩を1歩目で止めて戻す→逆回りの3歩を1歩目で止めて戻す→左右のキックアウト→左右のスウィーピング
初心者の方は上記のメニューでも、かなり疲れるはずです。
体力がついてきたら、上記のメニューを複数回周回しましょう。
2.倒立歩きで上半身を鍛える
ブレイクダンスにとって倒立は基礎的な練習メニューの一つになります。
しかし、初心者の方がいきなり静止倒立を行うのは、体操でもやっていない限りはかなり難しいです。
そこで、倒立歩きを練習してみましょう。
歩く方がハードルが高いように聞こえますが、実は体を動かしながらの方がバランスが取りやすいのです。
片足立ちをする際、静止するよりもジャンプをしていた方がバランスが取りやすいのと同様です。
初めのうちはあまり距離が伸びないかもしれませんが、毎日練習するにつれて距離が伸びていくでしょう。
ポイントとしては、手のひらで地面を掴むような意識で行うと、安定して距離が伸ばせるようになります。
この地面を掴む感覚は、静止倒立でも非常に大事な感覚ですので、ぜひものにしてください。
初めは練習するたびに筋肉痛になるかと思いますが、一ヶ月も続ければ体はついて来るようになります。
また、筋肉はダンスの中で鍛えられるものと、ダンス以外で鍛えると効率が良くなるものがあります。
二つの筋トレメニューをバランスよくこなして、早く上達できる体を手に入れましょう。