Contents
1.ブロンクスとは
ブレイクダンスの1960年代に発祥した地域がニューヨークのサウスブロンクス地区といわれており、その地区で流行ったステップであるという説があります。
ちなみに日本には1990年代後半から2000年頃にかけて有名であったBRONXという伝説のチームがあり、そのチームの由来はこのステップの名前であるとも言われています。
BRONXは昔からやっている日本のBBoyたちはほとんど知っていると思います。
それほど日本のブレイクダンスシーンに大きな影響を与えたチームであるといえます。
2.ブロンクスのやり方
ブロンクスは少し難しいステップです。
ですが、ブレイクダンスの代表的なステップですのでがんばって練習して身につけましょう。
立った姿勢で、左右どちらからでも構いませんが、右足から説明します。
最初に踵から外側を向けながら下から上に引き上げます。
そのままお尻の後ろのほうに円を描くように持っていき、サルサステップの時のようにボールを蹴り出す感覚で円軌道からそのまま右前へ足を出します。
蹴り出したらすぐに右前を中心に戻し、それと同時に左足の動きへと切り替えます。
左足も同様に踵から外側に引き上げ、お尻の後ろに円を描くように持っていきます。
そのままボールを蹴り出す感覚で左前に蹴り出します。
これで左右一回ずつのセットです。
カウントは、スタートの引き上げがエンで、前に足を蹴り出す部分がワンとなります。
つまり、音楽を聴きながら練習する場合、少し早めにエンカウントを意識して動き出すことが重要です。
また、練習をする上でのポイントは、足を円軌道を描きながらお尻のほうにもっていくときに膝が前に出ないようにすることです。
膝が前に出てしまうとかっこ悪いシルエットになってしまいます。
2つ目のポイントもこの部分で、足を円軌道を描きながらお尻のほうにもっていくときに身体を少し後ろに反るような形にします。
そして前に蹴り出すときに反っていた身体を若干前のめりになるように足のタイミングと合わせて姿勢を変えます。
これは16ビートではなく、前ノリという言い方をしたりしますが、横から見て波を打っているような感じの動きです。
したがって、横から見て頭も後ろを通り少し円を描きながら前に落とすというような感じになります。
ブロンクスは独特なリズムの取り方なので練習を何度も重ねることが上達への近道としか言えません。
文章だけではイメージがつきにくいところもありますので、映像の資料などを探して練習し、上達していきましょう。