ブレイクダンスのフットワークをかっこよく見せるためには、一つ一つの動きのキレが重要になってきます。
しかし、このキレを出すということは、言うのは簡単ですが実際に動きの中で再現するにはポイントを押さえて努力を重ねる必要があります。
今回は、そんなキレのあるフットワークをするために必要なポイントについて紹介していきます。
1.キレのあるフットワークのために必要なこと
ブレイクダンスでキレのあるフットワークに必要なことは二つあります。
一つ目は、動きに緩急をつけること。
そして二つ目は、体を安定させることです。
1.ブレイクダンスのフットワークの緩急のつけ方
ブレイクダンスのフットワークで緩急をつけると言っても、その方法は複数あります。
まずは、スピードに緩急をつける方法です。
スピードに緩急をつけるためには、腰を使うのが非常に役に立ちます。
例えば6歩の場合は、5歩目で腰をツイストしてから足をしまうことによって、ツイストした瞬間に足の速度が上がります。
スウィーピングの場合でも、蹴り出す瞬間に腰をツイストすることによって足が加速しキレがスピードを早めることができます。
このように瞬間的に腰のツイストを入れることによって、足のスピードを変えることができるため、動きの中にキレを出すことができるようになります。
また、腰を使う以外にも動きの山になる部分で力を入れるという方法もあります。
スウィーピングでの蹴る部分であり、3歩での最初の1歩目などです。
フットワークをやっていると力を入れやすい部分というのがわかってくると思うので、そこで意識して力を入れてもフットワークにキレを出すことができます、
スピード以外にもシルエットの大小で緩急をつけることもできます。
例えば曲の中で強い音が来た時や、激しいパートのときに、いつもより足を遠くに踏んでフットワークをしたり、腰を意図的に高めにすることでより大きなシルエットで見せることができます。
このようにスピードやシルエットの大きさで緩急をつけることが、キレのあるフットワークにおいては重要になってきます。
2.体を安定させる方法
キレを出すための二つ目の方法として体を安定させるということが挙げられます。
なぜなら、体のバランスが安定せずに軌道がブレてしまうと、動きのシャープさがなくなってしまうからです。
また、体を安定させることで、他のダンスで言うところのアイソレーションのように動かすところは動かして止めるところは止めるというような動きができるようになります。
そして体を安定させる方法として、最も大切なのがフットワークの時、しっかりとソールで地面を踏むということです。
特に体の横に足が来た時に足の側面で地面についてしまう方がいますが、これはあまりオススメできません。
足の横で地面を踏んでしまうと、踏ん張ることができないため、体の側面の筋肉に余計な負荷がかかりバランスを崩してしまいます。
ソールでしっかりと地面を踏むことによって踏ん張ることができるようになるため、体を安定させることができるようになります。
そして、体が安定することで足だけが動きつつも、上半身はブレずに止まっているという動きができるようになるため見せたい部分だけを見せるということができます。
この、止まっている部分と動いている部分が共存している状態もフットワークにキレを出すためには必要なポイントとなるので覚えておきましょう。
ソールで地面を踏むなどのポイントは、初めのうちはかなりやりにくいと感じる方もいるかとは思いますが、意識して練習しているうちにこちらの方法のほうがやりやすく感じるようになります。
フットワークは1日猛練習して急に上手くなるというものではないので、上記のことを意識してキレのあるフットワークができるようになりましょう。