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1.アップロックとは
ブレイクダンスにおいてアップロックとは相手を威嚇する動作を多く含んだ立ちでのステップの一つです。
アップロックは他のトップロックのステップと区別される場合もあります。
アップロックのみでのダンスバトルのカテゴリーもあるほどです。
それほどアップロックというステップは奥が深いです。
殴る、蹴る、掴む、投げる、銃を撃つ、ナイフで刺す、縄で縛る、弓を撃つなど様々な動作を表現した動きが多いです。
攻撃的な動作であり、相手を威嚇したり罵しるためのステップです。
基本の動作はいくつかありますが、リズムや意味を理解すれば自分で考えて自由に作ることができます。
2.アップロックのリズム
基本的なアップロックの動作とリズムを説明します。
ワン、ツーが立った姿勢でスリー、フォーで座ります。
細かく言いますと、スリー、エン、フォーのところで腰を前後に出し引きしながら座る動作が有名です。
これは実はsexの動きをイメージしており、それを相手に対して行うことで汚いものを相手に向ける、つまり威嚇しているという動きの意味を含みます。
基本はずっとこの繰り返しです。
その間に自由に動きを織り交ぜていきます。
練習する際には鏡を見ながら、自分自身と闘っているようなイメージをして思いつく攻撃的な動作を試してみましょう。
ストーリーを考えながら練習するといいと思います。
例えば、相手の胸ぐらを掴んで引っ張って自分に引き寄せ膝打ちをするや、足先に仕込ませておいた銃を取り出し相手に向けて打ってその銃口から出る煙をフッと息で掻き消すなど、ストーリーを思い描きながらステップを踏んでみるとその表現は広がっていきます。
上達した段階になると、立ったり座ったりするリズムをずらしたり、変化させたりして、あるいは途中にポーズを入れたり、トップロックのステップを混ぜたりして自分のスタイルで楽しむことができます。
少し形になってきたら、誰かとペアを組み、向かい合って同時にやって練習してみましょう。
その時に生まれる掛け合いの中でタイミングが自然と合ったり、面白い動きが突然生まれたりと、アップロックの楽しさがそこにはあります。
ブレイクダンスといえばダイナミックな技が目立ちますが、アップロックのように奥の深いダンスの側面もあるのです。
上達すればダイナミックな技よりもかっこよく踊りこなすこともできるでしょう。
また、アップロックではブレイクビーツよりも一曲通した音楽を使用することが多く、サビの部分で特に攻撃的な動きをするものです。