1.エアートラックスとは

エアートラックスはブレイクダンスにおけるパワームーブの中で最も難易度が高い回転技といわれます。

空中に浮きながら回転するというまさにブレイクダンスにおける花形中の花形の上達段階での技です。

わかりやすく言いますと、ウインドミルを手のみで飛ばして空中でウインドミルをやっているような動きにも見えます。

ほとんどのパワームーブの要素がつまった動きであるといっても過言ではないため、エアートラックスに挑戦するにはウインドミル、トーマスフレア、スワイプス、Aトラックスが楽にできることが絶対条件ではありませんが、そのほうが身体の使い方を理解しているという点においてはいいと思います。

空中で脚を振ったり、回転したりする動きのためブレイクダンスの他のパワームーブの動きが身体に染み付いてからのほうがいいでしょう。


2.エアートラックスのやり方

練習方法を具体的にやり方をみていきます。

チェアーが左手軸の場合です。

脚を肩幅よりも少し広めに開いた状態で立ったところからスタートします。

1990のように入っていきます。

右手が両脚と作る三角形の頂点にあたる場所に着手して、それと同じタイミングで左脚を振り上げます。

少し回転しながら左手を中側に潜り込ませながら右脚を開脚しながら円を描いて振り上げていきます。




1990のときはこのまま上方向に持っていきましたが、エアートラックスの場合は頭を両手にしっかりと体重をかけて脚の振りにもっていかれないようにして、斜め45度くらいの高さを作ります。

トーマスフレアの後ろの部分よりも脚が少し上がった状態のようなイメージです。

そこから、Aトラックスを空中で行なうようなイメージで両脚とも回転軌道のまま上にあげていきます。

ここでのポイントはAトラックスのように視線もあげるのではなく、エアートラックスの場合は視線を地面に残しておくことです。

それでも回転軌道で脚が先行し身体の捻りが生まれます。

そのギリギリまで我慢し背中側に倒れそうなくらいキープします。

すると徐々に左手軸に体重がかかってきて、右手が地面から自然と離れるようになります。

そこまできたら、一気に右手と胸を開き両脚を追い越すように空中を回転させます。

そのまま右手で床をキャッチします。

ここで脚がすぐに床に着かずにまだ空中にあればエアートラックス一回転成功となります。

この空中での体重移動が大変に難しいです。

練習を重ね、その感覚を身体に染み込ませていきましょう。

そして、上達した段階になれば二回転、三回転ともちろんできるはずです。

またここまで上達してきたら、他のパワームーブとミックスして繋げたりしてみましょう。