フリーズはブレイクダンスにおいてムーブの締めくくりになります。

フリーズはムーブにおいて非常に重要な役割を果たしており、難易度の高いフリーズを決めるとそれだけでも会場は盛り上がりますし、逆にいいムーブをしても最後の最後でフリーズを失敗してしまうと台無しになってしまいます。

今回は、色々なフリーズや、上手く止まるための考え方を紹介します。

1.フリーズのバリエーション

そもそも、フリーズというのは止める動きのことを指します。

ポージングなどもフリーズに分類されるため、その種類はたくさんありますが、その多くは基本的な技のアレンジであることがほとんどです。

まずは、どんなものがあるのか基礎的なものから紹介していきます。

1.チェア系のフリーズ

チェアはブレイクダンスの中でも最も基礎的なフリーズですが、その派生はかなりたくさんあります。

一番オーソドックスな形は、頭をつき片手に体重を乗せ、逆の手は添えるように地面につき、足を絡めるようにクロスさせている形です。

これは、椅子に座って足を組み、コーヒーを飲んでいる姿をモチーフにしていると言われています。

しかし、足を伸ばしたり、開いたり、足のかけ方を変えるだけで色々な形になります。

また、派生技としては体重を頭側に乗せて、腕を背中側にさすハイチェアや、片手だけで全体重を支えるエアチェアがあります。

特にエアチェアは難易度も高く、完璧に決めることで会場が盛り上がりますね。

2.倒立系のフリーズ

チェアと並んで色々な派生があるのが倒立系のフリーズです。

一般的なブレイクダンスのイメージだとこの倒立系のフリーズをイメージする人も多いと思うので、ぜひともできるようになっておきたいフリーズですね。

代表的なものだとジョーダンのように片手でポーズを決めるものや、ハローバックのように肩を入れてくの字の形で止まる技があります。

特に片手系のフリーズは足の自由度が高いため、人によって色々な形を探求しているのが見受けられます。

両足を伸ばすものだったり、色々な形に組んでいたり、中には座禅を組む人もいます。

また、倒立系だと肘フリーズもかなり便利なフリーズです。

難易度が高い技ではありませんが、チェアから肘フリーズができるようになるだけで一気にレベルが上がったように見えます。




高さも変わるため、見栄えもするのでぜひとも習得してほしいと思います。

3.その他のフリーズ

チェア系や倒立系以外にもフリーズは色々なものがあります。

肘の上に膝を乗せてバランスをとるエアベイビーや、ダブルシフトの姿勢で止まるなど分類ができないようなフリーズもあります。

特に軟体系のムーブをする人は他の人が真似できないようなフリーズが多いですね。

また、ポージングも立派なフリーズの一つです。

最近では、ムーブの締めくくりにポージングで終わる人も増えています。

便利なポージングを一つ紹介すると、「ワック」というフリーズがあります。

これは、内股でしゃがむようにすることで、相手に足でワックの頭文字である「W」の形を見せつける技です。

腕は地面につき、腰を突き出すように見せるとかっこよくできます。

相手への挑発の意味があるので、バトルなどではよく見かける動きです。

フリーズは基本的な形は少ないですが、足の形などを変えることによって何通りにも見せ方を変えることができます。

ぜひ、色々と試してみましょう。

2.フリーズをしっかり決めるために必要な考え方

フリーズをしっかりと決めるためには、止まれるだけの力があることも大事ですが、それ以外にも考えるべきことがあります。

それは、体にかかっているエネルギーの流れを考えることです。

例えばチェア系のフリーズを失敗することが多い人は、頭を流せていないことが多いです。

チェアは両手が地面についているので、無理やり止められないこともないのですが、手を軸に頭をグライドさせることによって体にかかっているエネルギーを流すことができます。

そのため、頭がしっかりとグライドできていれば、力をあまり使わずに止まることができるのです。

倒立系の場合も、倒れる方向によってどの向きに大きくエネルギーがかかっているかがわかります。
そのため、逆向きにエネルギーがかかるように調整すると、釣り合うポイントでピタッと止まることができるようになります。

なので、フリーズの練習をするときはなるべく、物理的な要因を考えて練習してみてください。

その方が、体力を消耗しがちなバトルでもしっかりとフリーズを決めることができるようななります。

ムーブの最後でフリーズを決められるかどうかで、ムーブの印象は180度変わってしまうので、ぜひ色々な種類を覚えて、その精度を上げていってください。