Contents
1.スタイルムーブとは
ブレイクダンスにおけるスタイルムーブとは今までに紹介してきた要素のまとめたものを表します。
基本的に、立ち踊りでのトップロックから、床に入っていくための動作であるドロップを行ない、手を床に着いた状態でのフットワークを行ない、あるいは床に身体を這った姿勢でのフロアームーブを行ない、最後の技であるフリーズを決めるまでのその総称をスタイルムーブといいます。
次に説明する回転系の大技であるパワームーブを含まない動きで構成されたブレイクダンスの踊りのことをスタイルムーブといいます。
上達の段階においてスタイルムーブはとても個性が出しやすくオリジナリティ溢れる動きやキャラクターを出しやすいものになります。
また音楽もよく聴くことができ踊るという点において効果的です。
2.スタイルムーブの構成
先ほどスタイルムーブの説明として一連の流れを提示しましたが、その構成の仕方としてはかなり自由度が高いです。
そのため他のBBoyと差をつけたり、自分だけの見せ方を作り出すことができます。
ここにその構成の例をいくつかあげます。
参考にして練習してみましょう。
トップロックで立ち踊りをし、ドロップで下に入ってフットワークからフリーズで決めるという基本系を変化させていきます。
トップロックの立ち踊りからいきなりフリーズを決め、すぐにドロップをして下に入りフットワークをし、また最後に二度目のフリーズを決めます。
このときはもちろん別のフリーズをしましょう。
フリーズが得意な人の見せ方です。
トップロックの立ち踊りからドロップをしてフットワークをし、また立ち上がりトップロックに戻り、またドロップをしてフットワーク、そしてフリーズを決めます。
フットワークが得意な人の見せ方です。
もっと流れを変化させてみましょう。
いきなりフットワークからスタートしていくのももちろんありです。
フットワークから入りフリーズを決め、その後トップロックを踏み、ドロップをしてまたフットワークに入り最後のフリーズを決めます。
極端な話をすると、トップロックが得意な人はトップロックを長くやり、フリーズだけ決めるという見せ方もありですし、フットワークのみで見せることももちろんできますし、やっても構いません。
だいたいブレイクダンスにおける一回の踊りはワンムーブといわれ、25秒から45秒くらいが平均です。
その一回のワンムーブの中でスタイルムーブを上達に合わせて自由に構成して自分なりのスタイルを見つけて踊ってみましょう。
もちろん、今までに提示してきた基本的な動きがある程度できるようになった段階での練習です。