今回はヒップホップダンスに限らず「ダンス」と名のつくものには、必要不可欠だと思います。
もちろん才能などではなくて、練習次第で誰でもリズム感を鍛えることができます。
リズム感を鍛えることはヒップホップダンスの上達にもつながりますので、是非とも練習してみてください。
1.リズム感とは
リズム感を鍛えるにはまず、リズム感とは何かというモノを知ることからです。
リズム感とは単純に音楽のカウントの事です。
記事1で説明したとおり、リズムにはオンカウントとエンカウントがあります。
このオンカウントやエンカウントにズレることなく、合わせて踊ることがリズムに合っているという風に表現します。
このカウントに合わせるのが意外にシビアで少しズレれば、音を外したと思われてしまいます。
カウントよりも少し早めに動くことを「早取り」と言い、遅く動くことを「遅取り」と言います。
この早取りと遅取りを極力無くすようにすることがリズム取りの基本になります。
1.リズム取りの練習方法
リズム取りの練習は至ってシンプルで、いつでも練習できます。
踊れる環境にいるならばやはり音楽を流しながら練習するのがいいと思います。
オススメは、遅めのテンポの音楽を流す事でゆっくり練習する事です。
動きは簡単なものであれば何でも良いですが、基本のアップダウンで練習するのがダンサーの間では一般的です。
この時のリズム感を上達させるコツは、ただ何となく音に合わせるだけではなく声でカウントを数えながらやると上達が早いです。
数を数えてもいいし、掛け声のようなものでも良いです。
体で覚えるとともに、何も考えずともカウントが分かるように脳にもカウントを刷り込ませるために声に出します。
踊れる環境にいなければ、歩くときに小さな声でカウントを数えながら歩いたりと、色々な動きで練習してみてください。
2.16ビートも練習しよう
記事1で8カウントで区切りが来るというのは説明したと思いますが、8拍子で一区切りというのが「エイトビート」です。
バンド経験がある方なら、聞いたことがあるかとは思います。
つまり16ビートならその8拍子の中で16回、カウントを取らなければなりませんから、その分動きが早くなります。
オンカウントに加えてエンカウントも取れば、自然と16ビートになります。
16ビートになると、音楽の速さによっては間に合わなくなるので、動きを省略してみましょう。
1.16ビートの練習の仕方2
では、16ビートの練習の仕方ですが、つま先で小刻みに小さくジャンプするようにして16ビートを取ります。
ジャンプする際のコツは、足首のバネで跳ねるようにすれば小刻みにジャンプできます。
この、16ビートのリズムをキープしながら踊ることを「バウンス」といいます。
8ビートで踊るのとバウンスで踊るのでは、躍動感や重さが違って見えますので、ヒップホップダンスの上達に役立ちます。
次回は「ロボコップの踊り方と練習方法|ヒップホップダンスのステップ」です。